あれから4年が経過したある日、Aさんから連絡がありました。ついに常駐先との契約が切れ、転職できる状態になったとのことでした。社長との話はすでに済んでおり、来月末で退職することが決まっていて、急いで転職先を探したいということでした。
Aさんのスキルも希望も、以前お会いしたときとほぼ変わりません。変わったのは、年収が20万円ほど高くなったこと、年齢が 38歳になったことくらいです。
現在、前回と同じ方法で給与条件を下げて企業に応募していますが、良い返事はまったくありません。Aさんは、4年前に内定を辞退したことを悔やんでいます。皮肉なもので、内定を辞退した企業は、その1年後に上場を果たし、いまでは従業員も当時の4倍です。入社していれば、いまごろこのような苦労をしなくて済んだかもしれません。以前にも増して反応の悪さを感じながら、いまもAさんは転職活動を行っています。
結局転職先はみつからず、思い切ってフリーランスで活動することにしました。